現在の最新技術を利用した最高のダイエット方法ブログ:2014年09月27日


国際結婚すると告げた僕に
「聞きたくない…」と
親父は予想通りの反応をした。

僕も反発して
別に祝って貰わなくて結構だと言い放った。

親父は野球が好きで地元の少年野球団の監督をしており、
自らも草野球チームのエース。

一方、僕は大の運動嫌い、
親父の期待を踏みにじり、
買って貰ったグローブを、大雨の中外に置き去りにした事もある。

僕とは対象的に、おとうとはスポーツ少年に育った。
僕は親父がおとうとばかり気にかけていると感じ、
大学で一人暮らしを始めるまで、親父の前で素直になれなかった。

大学時代、僕は世界中を放浪して過ごした。
そんな僕をずっと心配してくれたのは母親だった。
親父には黙って旅に出ていたが、
母親は親父に全て話していたらしい。

その後、僕が商社に内定した時、
親父は僕を行きつけの居酒屋に連れていった。

会話は少なかったが、
常連客から「ムスコさんと飲めるなんて幸せだね」と囃されて
親父は嬉しそうにしていた。

徐々に解れた親子の糸は、
僕が大学時代に出会ったフィリピンの女性と
結婚すると決めたことで再び縺れてしまった。

母親やおとうと、婚約者のためにも
親父との関係を修復しなければならない。

前、僕は実家に出向いて
親父をキャッチボールに誘った。

僕の投げる球は
親父の所まで届くのに精一杯だったが、
親父の球は僕の胸元まで真っ直ぐ飛んできて
その度に手のひらがビリビリと痺れた。

最初に口を開いたのは父だった。
「お前のやりたいようにやれ。お前より年上の人間なんて先に死んじまうんだから、
周りの理解など求めんでいい」

僕が返事をするより先におとうとが来て
「仲良しじゃん」と嬉しそうに言ってきた。

僕はボールを投げ返しながら
「親子だからな」と言ってみた。



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